COLUMN

コラム

2024年3月3日

建物の保護

例年にない暖気が入り込み、落雪やスタック、果てはイベントの中止など今冬は目まぐるしい影響が生活に及んでいます。

気温の影響で時折ニュースとなるのがヒートショックです。
リビングと浴室やトイレなどの水回りの気温差で体調に悪影響を及ぼし、最悪死に至る事もあります。
トイレは臭気や衛生上から、浴室は湿気がある事から常時開け放っておく訳にはいきません。


また水回り部屋は建物の中でも外気に接する箇所に作られやすく、トイレは滞在時間の少なさ、浴室は構造上断熱材でみっちりと塞ぐ事が困難である事情から気温差が生まれやすくなります。

気温差が及ぼす影響は人体だけに限りません、建物にも影響が有ります。
気温が上がると空気中に水分が含まれやすくなります。
気温が下がると含まれる水分量が少なくなるため、溢れた水分が壁面に現れます。
結露の発生です。


水分が多いと発生しやすくなるのがカビです。
カビが発生するという事は、発生場所の素材を栄養にしているという事ですから、壁や柱などが腐食を起こします。
またカビは胞子を出すため、それを吸い込んでしまうと体に悪影響となります。


住宅は、日照をリビングに重点をおいた間取りで建設されている事がほとんどですから、前出の水回りの他、キッチンも直射が当たる間取りである事は多くありません。
日影部に位置するため、季節を問わず気温が低くありがちで、かつ水を使うため水分も多くカビ発生のリスクが高いエリアです。
カビの発生は前述のように人体的影響、建物への影響がある他、見た目に良い印象を持つ事はありません。

物件の評価にも悪影響で良い事はありません。

この様な影響を抑えるためには一つは気温差を小さくする事です。
気温が低くなりがちなトイレや浴室にはパネルヒーターの設置が効果的です。


もう一つとして湿気を逃がす事です。
夏場であれば窓を開ける、気温の低い季節であれば除湿器やサーキュレーターを使い、湿気を留まらせない様にする事が大切です。

綺麗な環境は心を豊かに、汚れた環境は心を荒ませてしまいます。
どんな状況でも、いま出来る事を心掛けるようにしましょう。

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