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コラム

2025年2月23日

リースバックの失敗例

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リースバックには多くのメリットがありますが、失敗例もいくつか報告されています。

代表的な失敗例を紹介します。


1. 想定よりも高額な賃料で負担増

事例: Aさん(60代)は自宅をリースバックし、一括で資金を受け取った。しかし、リース契約後に設定された家賃が相場よりも高額で、生活費を圧迫。数年後に賃料を支払えなくなり、結局退去することになった。


原因: リースバックの賃料は、売却価格や不動産業者の利益を考慮して決まるため、相場より高くなることが多い。契約時に長期の支払い計画を慎重に立てる必要がある。


2. 買い戻し価格が高騰して断念

事例: Bさん(50代)は事業資金調達のためにリースバックを利用。数年後、資金が回復し買い戻しを試みたが、買い戻し価格が想定以上に高騰しており断念。結局、第三者に転売され、元の自宅に住めなくなった。


原因: リースバック契約時に買い戻しの条件が明確でなかった。また、不動産価格の上昇により、買い戻しが困難になった。買い戻しの条件を事前にしっかり確認することが重要。


3. 物件が転売され退去を迫られる

事例: Cさん(70代)はリースバックで自宅を売却し、そのまま賃貸契約を結んで居住。しかし、購入した不動産会社が経営難で物件を転売。新しいオーナーは賃貸契約を更新せず、退去を求められた。


原因: 不動産会社が転売するリスクを考慮していなかった。リースバックを行う際は、契約内容に「長期居住の保証」があるかを確認するべき。


4. 査定額が低く資金計画が狂う

事例: Dさん(40代)は住宅ローン返済のためリースバックを検討。査定額を期待していたが、実際の査定は市場価格より大幅に低かった。そのため、住宅ローンを完済できず、結局他の方法で資金を工面することになった。


原因: リースバックの売却価格は市場価格より低くなることが多い。不動産業者の選定や複数社からの見積もりが必要。


まとめ:リースバックを失敗しないためのポイント

・賃料が適正か事前に確認する(相場より高いと負担が大きい)

・買い戻しの条件を明確にする(価格や期間を契約書に記載)

・契約内容に長期居住の保証があるか確認する

・査定額が市場価格より低くなることを考慮する

・信頼できる業者を選ぶ(複数社の見積もりを比較)


リースバックは資金調達手段として有効ですが、契約内容を慎重に検討しないと大きなリスクを伴うことがあります。

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