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コラム

2025年3月18日

万博は失敗するのか

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気づけば大阪万博の開催まで一ヶ月を切っていました。
4/13から半年をかけての開催となるそうです。


かなりセンセーショナルな印象を受けたマスコット、ミャクミャクが発表されたのが2022年の7月だったようで、当時はまだまだ先のように捉えていましたが、月日はいつの間にか過ぎているものですね。

ところで東京オリンピックでの汚職事件以降、国際的イベントの印象が良くありません。
当初から参加国予定国の辞退が相次ぐ、つい最近も大屋根リングの土台が波の影響で崩れた等、マイナスの取扱いが多いですね。

そもそも万博とは何なんでしょう。
紐解くと、技術力の展示会として1851年にロンドンで始められたものを起源とし、当時のイギリスの技術力を世界に知らしめる目的で開催されたようです。

以降、大小・公式非公式様々な催しが毎年のように各地で開催されており、特に1900年代中期までは経済効果的開催意義が大きかったようです。

日本で初めて開催された前回の大阪万博以降、大規模なものと比較して小規模なものとに区分けされ、現在は大規模なものは5年に一度の開催と定義されています。
当時の大阪万博ではインパクトのある展示が多く、非常に盛り上がりがあったようですね。

しかしながら、現在では記述革新の速度や、交通技術の発達から、わざわざ世界各地に赴いてまで技術展である意味が無くなりつつある事から、今でいうSDGsを表現する場に変わってきているそうです。
前回日本で開催された愛・地球博から、その色合いが取り入れられています。


尚、現代においてこのような祭典の主な目的は集客です。
世界各地からたくさんの人が集まる事で、現地で、近隣で、ついでの観光でお金を使ってくれる、そういった経済効果を出す事が狙いです。

ただ、事業に関われる業界ならば話は別でしょうが、平時から観光客の多い国や地域では、こういったイベントが有るからといって、それほど波及効果は大きくないのではないでしょうか。

また開催規模が大きくなるにつれて掛かる費用も大きくなり、当然集金、支出に負担が大きくなります。
東京オリンピックは折からのコロナがあったにしろ2兆円超の赤字を計上していたそうです。


当時生まれていない世代でも知っている、月の石や太陽の塔といった、象徴的な展示・建築物も今回の万博では耳にしません。
今や世界的イベントに開催の意義は無くなっていると言えるでしょう。


今後招致活動がされるイベントがあるとして、本当に必要なのか誰のために必要なのか、市民の声が活かされるようになって欲しいものです。

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