2021年6月6日
火災保険の負担増
現在、火災保険の契約期間は最大10年間で組む事が出来ます。
実際には加入時に10年分の保険料を支払うため、あまりメリットを感じにくい方も多いと思います。
ですが保険会社による保険料の見直しは意外に行われており、加入期間中に値上げになる場合でも10年分を一度に支払っているので追加保険料は請求されず、その分恩恵を受けられる事になります。
その最大契約期間が、来年から5年に短縮される見通しです。
理由は火災、では無く台風や豪雨による水災です。
2010年代は台風や豪雨による大規模な災害が多数発生しました。
支払われる保険料もその分膨大なものとなっています。
保険は加入者が支払う保険料が大きな元手になっています。
またその元手も右から左と言う訳にはいきません、会社を運営し続けていかなくてはなりません。
これまでの想定を上回る被害が発生する状況において致し方ない事と言えます。
今、住宅ローンをお支払いの方、もしくはお支払が完了した方の中には10年よりも長い35年の期間で保険を組まれた方もいらっしゃるでしょう。
少し前まではそれも可能でした。
ただ、これから加入する方としてはたまったものじゃありません。
消費税も上がり、火災保険も値上がりし、支払うものが増えています。
売却をご検討の皆様には是非、この辺りをご配慮お願い申し上げます。
