東日本大震災の広大な被害のインパクトから、社会全体における地震に対する備えや用心の意識は、以前のそれと比べ高くなっているでしょう。

実際私も、これまでは対岸の火事と言う認識でしたが、胆振東部地震の経験もあり懐中電灯やラジオ、モバイルバッテリーの準備等、多少なりと意識は高くなっています。

ところで、地震における基準の一つに震度があります。

不動産業界においては建物の耐震基準を考える際に関わるので身近なものなのですが、この震度、7より大きい可能性があっても7とされてしまうのはご存じでしょうか？

震度の発表は気象庁の基準によって出されるもので、7の時点で最大級の被害が出るような震度なのでそれ以上は出す必要が無いとの判断からだそうです。

ですから震度7と発表されたからと言って全て同じ被害になる訳ではないのです。

震度7でも大丈夫だから、と安心しきってしまうのではなく、もしかして、に備える意識が被害を抑える事に繋がるのではないでしょうか。