COLUMN

コラム

2025年5月20日

アレルギーにも多様性が

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北海道にも花粉症の発症が増える季節がやってきました。

かく言う私も、この時期は眼鼻の違和感から腫れ、くしゃみ、鼻水と、折角の良い季節を手放しで満喫は出来ません。


コロナ以降のマスク生活で多少の落ち着きをみせてきてはいますが、目視できるものではないので防ぎきれはしません。

雨が降った後の車を見ると、憎たらしい気分になります。


ところで最近保有アレルギーの症状度検査を行ったとの話を見聞きする事が多いのですが、ちょっと珍しいアレルギーについての言及が気にとまりました。

それはアニサキスによるアレルギー。


アニサキスと言えば生魚の寄生虫との認識でしかありませんでしたが、これ結構ヤバめのアレルギーを運んでくるものなんだそうです。


症状もアニサキスが胃腸を刺して激痛が走るもので、物自体を取ってしまえばOKとの認識はありましたが、

その過程で出された分泌物に対する抗体ができ、以降アニサキス本体が無くとも分泌物が有るだけでアレルギー反応が出てしまうのだとか。


この怖い所が、蜂(特にスズメバチ)のように一度抗体が出来ている状態で、次にアレルギー成分が体内に入ったときに起こる、アナフィラキシーショックが出る可能性がある、そしてアナフィラキシーショックの発症がアニサキス本体がいなくとも起こり得る事にあります。


アニサキス自体は広く海洋生物に寄生している可能性が高く、しかも日本人にとっては身近な魚介類に寄生している事が多い事。

また加熱しても成分は無くならないため、生食を問わず摂取困難になってしまうのだとか。

重度に反応する人の場合、カツオ節などの魚介系の節で取った出汁でも反応してしまうため、日本の食習慣においては、本当にあらゆる食べ物を制限される事になってしまうのだそうです。


アニサキスアレルギーの根本的原因は分かっていないようですが、一番の対策は、まず生きた状態の物を取り込まない事。

充分な加熱や冷凍で死滅させる事が出来るので、よくよく注意したいですね。

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