COLUMN

コラム

2025年6月3日

ベースボールスター

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長嶋茂雄さんが亡くなられました。


脳梗塞で倒れられて以降、ほぼ表立ってはいなかったため、

現役時代を直接ご存じの世代の方ほどの衝撃は受けてはいないとはいえ、

少なからず野球の世界に身を置き、監督時代を知り、数々のエピソードを耳にしていた者として、

喪失感は禁じ得ません。

しかしながら89才という年齢を考えると、決して若くしてとは言えませんし、

3日という日に旅立たれた事に、最後までスター性を感じられた、との声も目にしました。


明治に伝わった野球は日本人の気質に合ったのか、大学野球、高校野球を通して競技としての盛り上がりを見せ、

プロ球団の誕生、TV中継の開始を経て、最もメジャーな国民的スポーツの地位を確立しました。

それを決定づけたのが長嶋茂雄の登場でしょう。


大学時代の活躍そのままにプロ野球の世界でもルーキーから新人王の活躍、

天覧試合でのサヨナラホームラン、王貞治さんと黄金時代を築きV9、大胆で華麗な守備、

そして引退時までも明言を残し去っていくという、選手生涯スーパースターという経歴は、

監督時代にも1996年に大逆転優勝を果たしたメークドラマも語り継がれています。


しかしながらこのメークドラマを果たした前後から、過大な選手の補強による人気球団巨人への不平不満、

球団の経営不振、国内では無くメジャーリーグを目指す選手、またワールドカップ初出場を決めたサッカーの台頭と、

野球人気は陰りを見せていきます。

そこにあって長嶋さんが脳梗塞で倒れられ事は、とても大きな痛手となったと言えるでしょう。

優勝を果たした上、役者として文句ない王さんが監督をした第一回のWBCも、

長嶋さんが監督であったらば、その盛り上がりはいかようであったでしょうか。


願わくば2000年代においても健康で、野球界に尽力頂けていたら。

ご冥福をお祈り申し上げます。


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