2025年7月20日
熊被害について

福島町で男性を襲ったとされる熊が駆除されました。
DNA鑑定で同一個体との識別がされたようですが、
ここ数年の熊との遭遇に関する事案が、熊の居住エリアに踏み込んだ、ではなく
熊が人の居住エリアに踏み込む、ようになってきています。
踏み込みに行くのであれば準備や対策が可能ですが、
突如として来られると対策の取りようがありません。
2021年には札幌市内に出現した事がニュースになりましたが、
2023年には全国的にエサ不足とみられる状況で出没が相次ぎ、
秋田ではスーパーに立てこもる事案が発生する等は記憶に新しい所です。
過去には2024年はエサ不足が解消見込みで、極端な出没は抑えられるのでは、
との識者の考察を見ましたが、そうであった場合、2023年の危機を感じた熊たちは
2024年に個体を増やそうとしている可能性は高いのではないでしょうか?
そうなると今後の遭遇率も上がる事が考えられます。
鹿が個体数の増加で人里や街中に頻繁に表れるようになった事に倣えば、
熊に関しても同様の懸念はされて然るべきでしょう。
しかしならがその対策については後退しています。
ハンターへの待遇、育成は追いつかなくなる可能性が大です。
その状況を紐解くと、利権やしがらみが絡まっているようなので、
状況が好転する事は期待出来ないかもしれません。
ゴミは指定されたとおりに出す、食料品の保管場所には鍵を掛ける、
雑草の刈り取りは定期的に行うなど、多少なりと個々人でも出来る対策はあるようなので、
取りあえずそこから気を付けていくしかなさそうです。