COLUMN

コラム

2025年7月29日

住宅ローン返済に困ったら?「任意売却」という選択肢をご存じですか

1748

住宅ローンの返済が難しくなってきた…。
そんなとき、競売以外にも選択肢があることをご存じでしょうか?

今回は「任意売却」という制度について解説いたします。


任意売却とは?

任意売却とは、住宅ローンの返済が困難になったときに、債権者(銀行など)の合意を得て、自らの意思で不動産を売却する方法です。

通常の売却と異なり、ローン残高が売却価格を上回っていても、債権者の同意が得られれば売却が可能です。
これにより、競売にかけられる前に、より有利な条件で物件を手放すことができます。



なぜ「任意」なのか?

任意売却は、所有者自身の意志で動ける売却手段です。一方、競売は裁判所主導で強制的に行われるもの。
任意売却であれば、売却時期や条件の調整、引っ越し時期などについても柔軟に対応できます。



任意売却ができる条件

以下の3つが主な条件です:

  • ・住宅ローンなどの返済が困難であること

  • ・債権者(銀行や保証会社)の合意があること

  • ・売却価格がローン残高に届かなくても構わないこと



競売との違いと任意売却のメリット

比較項目任意売却競売
売却価格市場価格に近い相場の6〜8割程度
売却時期柔軟に調整可能裁判所が指定
ご近所への配慮広告なしで売却可能公開される(告知義務あり)
引っ越し費用債権者が負担するケースあり原則負担なし
売却後の生活設計事前に相談できる突然の退去を迫られることも

任意売却の基本的な流れ

  1. ・住宅ローンの滞納が始まる

    ・金融機関へ任意売却の相談

    ・不動産会社と媒介契約を結ぶ

    ・売却価格・条件の調整(債権者と交渉)

    ・買主が決まったら債権者の同意を得て売買契約

    ・引き渡し・残債の処理



任意売却の注意点

  • ・複数の抵当権者や差押えがあると交渉が複雑

  • ・必ずしも売却できるとは限らない

  • ・売却後の残債はゼロになるわけではない(通常は分割払いの交渉が必要)

こういった課題を乗り越えるためには、経験のある専門家のサポートが不可欠です。



まとめ

競売になる前にできることは、実はたくさんあります。
任意売却は、苦しい状況から立て直すための大切な選択肢の一つです。

「返済が遅れ始めた」「もう支払いが難しい」と感じたら、早めに専門家にご相談ください。
最悪の事態を回避するためには、行動の早さが何よりも重要です。

ぜひネクスト住宅販売にご相談ください。


CONTACT

お問い合わせ

任意売却の際のお客様の持ち出し費用は0円です。
当社へのお問い合わせは、お電話かメールフォームからご連絡ください。

011-741-1068
営業時間:8:00~17:30定休日:水曜日、木曜日、他