COLUMN

コラム

2025年8月1日

食中毒の季節

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気温が高い夏場は食中毒への注意が必要です。

特に近年は北海道でも湿度が高い状況があるので、年配の方ほど意識を変えていかなければなりません。


ひと昔前であれば夏場の味噌汁でも一日ぐらいなら、というような気候でしたが、最近は油断できません。

溜まりものを作るのであれば冷蔵庫のスペースを確保してから、が必須です。

また調理の際もしっかりと火を通す、しっかり洗った調理器具を使うなどの注意も必要です。


味が変わってしまった物はすぐにわかりますが、まだ味がおかしくない状況でも注意しなければなりません。

菌が増殖傾向にある場合、味覚では判別できませんが体内に入ってから菌が増殖し食中毒を起こすケースもあります。

O-157などはその代表と言えます。

お店で提供されていても、処理がきちんとされていなければ食中毒を起こします。

発症された方も、食べた際の味は問題無かったはずで、

極力菌を付けない、菌を排除、除去する調理を心掛ける事も必要です。


食中毒は前出のO-157のように、発症をさせる菌によって致命的になる事があります。

ただお腹を壊すだけでしょ、では済まない事があります。


またレトルトパウチ製品は必要な加熱処理が施されているため常温でも保存可能ですが、

似た真空パック容器で、「容器包装詰低酸性食品」というものがあり、こちらは注意が必要です。

パックされた製品であっても、こちらの場合ボツリヌス菌が発生するからです。

これらには必ず「要冷蔵」と記載がされていて、冷蔵保存が前提の包装容器であるそうです。

ボツリヌス菌の毒素は自然界最強の毒素とされ、サリンの1万倍、青酸カリの100万倍の殺傷力があるとも。

赤ちゃんにはちみつはダメ、とは聞いた事があるという方もいらっしゃるかと思いますが、

その原因はここにあります。


因みに夏に限らず食中毒が発生しやすい状況があります。

主に牡蠣などの貝類を原因とするノロウィルスです。

ウィルスは空気感染が厄介なため、食中毒よりも流行に目が向きがちですが、

流行の原因が食中毒から、と言う事も充分に考えられます。

尚、夏でもノロウィルスによる食中毒は発生していますので油断は禁物です。


飲食店や製造会社工場など、ブラックボックスがある食品については

自衛のしようが無いというジレンマはありますが、少なくとも家庭に持ち込んだ食料品については、

何らかの対策を講じる事は可能です。


ただでも暑さで体力が落ちている時期ですから、寝込んで体力消耗なんてまっぴらごめんだと思います。

だからこそ面倒がらずにひと手間と整理整頓を心掛けたいですね。

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