自宅が競売にかけられるとどうなるのか?

住宅ローンの返済が難しくなり、滞納が続くと金融機関から差し押さえの手続きが始まり、最終的にはご自宅が競売にかけられてしまうことがあります。
では、実際に競売にかけられるとどのようなことが起こるのでしょうか?
競売にかけられた後の流れと影響
1. 所有権を失う
裁判所での入札を経て落札者が決まると、その時点で所有権は落札者に移ります。
これにより、元の所有者は家に住み続ける権利を失います。
2. 強制的な退去
自発的に退去しない場合、落札者から裁判所に「引渡命令」が申立てられ、強制的に立ち退きとなります。
この際、家財道具が強制的に運び出され、保管料を請求されるケースもあります。
3. 売却代金の処理
競売で得られたお金は金融機関など債権者への返済に充てられます。
ただし競売の落札価格は市場価格の6~7割程度になることが多く、借金をすべて返済できないケースがほとんどです。
4. 残る借金
競売後もローンが残ってしまった場合、その返済義務は続きます。
つまり「家を失いながら借金も残る」という厳しい状況に陥る可能性があります。
5. 信用情報への影響
競売にかけられた事実は信用情報に登録され、いわゆるブラックリスト状態になります。
今後5〜7年程度はローンやクレジットカードの利用が難しくなります。
競売を避けるために「任意売却」という選択肢
競売が開始される前であれば、債権者の同意を得て 任意売却 という方法をとることが可能です。
任意売却であれば、
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・通常の市場に近い価格で売れるため、残債を少なくできる
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・引越し費用を確保できるケースがある
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・強制退去ではなく、自分のタイミングで引越しできる
といったメリットがあります。
まとめ
自宅が競売にかけられると、住まいを失うだけでなく借金も残り、生活への影響は非常に大きなものとなります。
しかし、競売に至る前に適切に動けば、より良い解決策を選ぶことができます。
「返済が厳しいかもしれない…」と感じたら、株式会社ネクスト住宅販売にぜひ一度ご相談ください。