チェーン店での異物混入

以前、牛丼チェーン店の味噌汁にネズミの混入という事案がありました。
最近もラーメーンチェーン店で虫の混入とのニュースが取り上げられています。
過去にも大事件になった事案もありますが、
ここ最近、飲食店での異物混入のニュースが多い印象があります。
要因として人材の不足、安全意識の徹底不足、証拠確保デバイスの簡素化に注目したいと思います。
そもそもの人員が不足していて、そこに働き方改革が相まってモラルの高い人材を投下できない状況がありつつ、
反面、費用対効果の見えないポジションであるからこそ、これまでがそのような人材の育成は消費者目線では無く、
企業目線で問題が起きていなければいい、という姿勢であった証左ではないでしょうか。
安全意識の不足は、関連者が当事者であると考えているかどうか。
製造に関わった商品を自分も食べたいと思っていなければ、当然適当な仕事は発生します。
不満があれば故意に引き起こす可能性もあるでしょう。
仮にこのような事を行っている人材がいたとして、状況を知っているから自社商品は食べないなどと徹底しているのでしょうが、
他社でも同じような事が起こっているのでは、という想像までは出来ないのでしょう。
自分たちが関わる商品の安全性を確保し、それを食べるのが一番安全だと思うのですが。
最後に今や誰もが状態的にスマホを手元に置いています。
写真の撮影はメモの代わりになりました。
おかしな事があれば、当たり前に証拠を残す事が可能になりました。
店舗側としても、後の証拠拡散リスクが高く、その場で収拾という手段が再悪手という流れになったため、
事態の発表に至るようになってきたのだと思います。
一方、この風潮には悪質ないたずらが紛れ込んでいる可能性もあり、初動が難しい所ではあります。
またはっきりとした異物以外にも、食中毒の発生も管理体制に不備があるという点では異物混入の一種と言えます。
多くは防ごうとすれば出来る事を行わない、つまりは一番大きな要因はモラル、倫理観でしょう。
外食が多い身としては倫理観、大切にして欲しいと切に願います。