ここ数年、札幌市内で空き家が急増しています。
総務省の統計でも、北海道は全国でも空き家率が高く、札幌は人口が多い都市でありながら例外ではありません。

空き家が増える背景には、社会構造や地域特有の事情が複雑に絡み合っています。本記事では、

• ・なぜ札幌で空き家が増えているのか

• ・空き家の放置が危険な理由

• ・高値で、かつトラブルなく売却する“賢い方法”

を分かりやすく解説します。

■ なぜ札幌で空き家が急増しているのか？

① 相続された家を「使わないまま」放置するケースが増えている

親の家を相続したものの、
「自分は別に家がある」「札幌以外に住んでいる」「管理が大変」
という理由で放置されるケースが非常に多くなっています。

特に札幌は道内外から移住する人も多いため、相続者が札幌以外に住んでいるパターンが目立ちます。

② 住宅ローン返済の負担増で手放す人が増加

物価上昇、収入の不安定化、教育費の増加などで
住宅ローン返済が負担となり、空き家化→売却検討
の流れが増えています。
早期に相談すれば任意売却などで解決できるケースも多いです。

③ 老朽化が進み、リフォーム費用が出せない

札幌の多くの戸建は築30年以上。
外壁・屋根・給湯ボイラーなど、寒冷地特有の修繕コストがかかり、
「直して使うより放置」「解体費用を出せないまま時間が経つ」
という悪循環に陥っています。

④ 札幌市の中心部へ人口が集中している

郊外の戸建エリアは人口減少が加速し、
需要が低いエリアでは売れにくいため、空き家として残り続けるケースが増えています。

■ 空き家を放置すると、どんなリスクがある？

● 固定資産税が将来“約6倍”になる可能性

特定空家に指定されると、固定資産税の住宅用地特例が外れ、
税額が数倍になることがあります。

● 近隣トラブル（雪害・雑草・倒壊）に発展

札幌の冬は積雪が多く、空き家の屋根雪・凍結・倒壊リスクは高めです。
近隣からの通報で行政指導が入ることもあります。

● 売却価格が下がっていく

老朽化・シロアリ・雨漏りが進むと、
解体が必要＝土地価格から解体費分が引かれる
ため、早い段階で動くのが重要です。

■ 札幌の空き家の「賢い売却方法」

① 不動産会社に“現況のまま”売却査定を依頼する

空き家の大きなポイントは、
「リフォームして売るべきか？現状のまま売るべきか？」
が素人には判断しづらいところ。

札幌では 現況のままで買いたい投資家 も多いので、
不要なリフォーム費用をかけず売れるケースが増えています。

② 冬前の売却活動が有利

冬は外観が見えにくく、買主も内覧を避けがちです。
札幌は雪解け〜初夏に問い合わせが増えるため、
売却準備は秋までに済ませておくと有利です。

③ 任意売却という選択肢もある（ローン滞納がある場合）

住宅ローンに滞納がある場合、
「空き家を売っても残債が出るから…」と放置してしまう方が多いですが、
実際は任意売却で負担なく解決できる場合が多数あります。

・競売より高く売れる
・引越し費用の一部が確保できる場合も
・信用情報への影響を最小限にできる

などのメリットがあります。

④ 解体＋更地で売るという選択も

建物が古く、修繕が困難な場合は、
解体して更地にした方が高く売れる地域もあります。
札幌は雪害リスクのある築古住宅が多いため、このパターンは有効です。

■ 空き家は“早めの相談”が一番のポイント

空き家は時間が経てば経つほど状態が悪化し、
売却価格が下がり、固定資産税や管理コストが増えます。

特に札幌のように
雪・寒冷地設備・ボイラー劣化などの要因がある地域では
スピード感が大切です。

■ まとめ

• ・札幌の空き家は相続・ローン負担・老朽化・人口移動などの理由で急増

• ・空き家放置は税金アップ・近隣トラブル・価格下落の大きなリスク

• ・現況売却・任意売却・解体売却など「状況に合った方法」が重要

• ・売却相談は冬になる前が特におすすめ

札幌市で空き家を所有している方、売却を迷われている方は、
早めに不動産会社へ相談することで、最も負担の少ない選択ができます。ぜひ株式会社ネクスト住宅販売にご相談ください。