札幌市の空き家条例とは?売却への影響
はじめに
北海道札幌市では、少子化・人口減少、高齢化、転勤や転居などを背景に「使われずに放置される住宅=空き家」が増加しており、その管理や活用が市民生活や地域環境において重要な課題となっています。この記事では、札幌市の制度内容を整理し、「なぜ今、空き家を売却する/任意売却を検討することが重要か」を説明します。
札幌市の空き家対策制度の概要
● 背景と法的枠組み
-
国レベルでは、空家等対策の推進に関する特別措置法(以下「空き家法」)によって、適切に管理されていない空き家(「特定空家等」)に対して、市町村が指導・勧告・命令などを行える仕組みが整備されています。札幌市+1
-
この枠組みを受けて、札幌市 は、独自に札幌市空家等対策計画 を策定し(最新版は「第2次計画」で、2021年度〜2030年度)ました。市全体で空き家問題への包括的な対応を進めています。札幌市+1
● 市の制度の内容
札幌市の制度には、大きく次のような対策が含まれています。
-
空き家(一定期間使用されていない住宅など)の実態把握・調査、および維持管理の促進。所有者に対して、通報・相談窓口が設けられています。札幌市+1
-
管理が不十分で、倒壊や部材の飛散、害虫・害獣の住み着き、景観破壊など「危険」「周辺環境に悪影響を及ぼす」と判断された空き家(=「危険空家等」「特定空家等」)に対しては、行政が指導・勧告・命令を行う可能性。最終的には「除却(解体命令含む)」がなされる場合もある。札幌市+1
-
一方で、空き家の適切な活用(売却・賃貸など)を促進する仕組みや、所有者・買い手双方に対する支援や案内も行われており、「流通・再利用」を通じた住宅ストックの循環を目指す姿勢が明確。札幌市+2札幌市+2
なぜ空き家条例は「売却検討」に関係するのか
✔️ 所有者にとってのリスク
-
放置による管理不良が原因で「危険空家等」に認定されるリスク
老朽化、劣化、害虫・害獣、雑草の繁茂、ごみ・不要物の放置など、空き家を適切に管理しないと、「近隣にとって危険あるいは迷惑な空き家」と判断され、行政からの指導・命令の対象になります。最悪の場合、強制的な解体命令・代執行となることも。札幌市+1 -
解体コストの負担
解体には費用がかかります。築年数や構造によっては100万円〜数百万円に上るケースも珍しくありません -
固定資産税や地域の信頼維持の負担
空き家のまま放置しておくことは、将来的な維持費や税金の負担、近隣トラブルや景観悪化による地域の印象低下につながる可能性があります。空き巣のターゲットになる可能性
管理されていないことが明らかな物件は空き巣被害などの犯罪につながる可能性もあります。
✅ 売却(または任意売却)を検討すべき「合理的な理由」
-
所有のまま放置するリスク回避
放置による行政指導や解体のリスク、管理コストや地域トラブルを回避するために、早めに売却・任意売却を検討することは現実的かつ合理的な判断です。 -
住宅ストックの流通・再活用の機会
適切に売却・流通させることで、物件を再利用できる買い手を見つけ、地域の住宅ストックの循環に貢献できる。 まとめ
札幌市の空き家条例・制度は、単に「放置住宅を取り締まる」ための仕組みではありません。適切な管理・活用を促すことで、地域の安全・環境・住宅ストックの健全な流通を目指す、社会的なインフラ整備です。
一方で、空き家を所有したまま放置すれば、行政対応や解体コスト、税負担、近隣トラブルなど「負担・リスク」が大きくなります。だからこそ、特に相続や転勤転居などで将来使う予定がない空き家を抱えている所有者は、早めに売却・任意売却を検討するのが現実的な選択肢です。
不動産の売却はぜひ株式会社ネクスト住宅販売にご相談ください。
